ポルカドット(Polkadot/DOT)は2016年にプロジェクトが開始して以降、急成長を遂げている銘柄です。
- 次世代の最新技術をもっていて「イーサリアムキラー」と呼ばれている
- 暗号資産/仮想通貨における課題解決できる能力(システムの遅延や手数料高騰)がすごい!
2016年から暗号資産(仮想通貨)に注目し、資金25,000円から2,500,000円(100倍以上)にした私が、ポルカドットの特徴や将来性について解説します。
初心者オススメ!国内No.1の操作性、使いやすさ
ポルカドット(Polkadot/DOT)とは?
ポルカドットはスイスの「Web3 Foundation」という財団が開発した暗号資産(仮想通貨)です。ティッカーシンボルは「DOT」です。
通貨名 | ポルカドット(Polkadot) |
シンボル | DOT |
主な取引所 | bitFlyer(ビットフライヤー) GMOコイン コインチェック(Coincheck) SBI VCトレード BITPOINT(ビットポイント) Huobi Japan(フォビジャパン) |
公式HP | 詳細を見る |
2022年9月1日、国内暗号資産(仮想通貨)取引所大手コインチェック(Coincheck)でもポルカドット(DOT)の取扱を開始しました。
ネット証券大手のSBI証券と同じ、SBIグループのSBI VCトレードは、暗号資産の投資経験にかかわらず、幅広い人におすすめの取引所でも取り扱いがあります。
ポルカドット(Polkadot/DOT)の特徴
ポルカドットではWeb3.0で様々なブロックチェーン同士をつなぎ、相互運用できる分散型のWeb世界の実現を目指しています。
Web3.0を一言で要約すると、これまで情報を独占してきた GAFAM などの巨大企業に対して、テクノロジーを活用して分散管理することで情報の主権を民主的なものにしようという概念のことです。
- Google や Apple といった巨大企業が大きな力を持っている
- 特定企業に個人情報が集まることは便利な反面、プライバシーやセキュリティのリスクがある
- ブロックチェーン技術などを用いて解決すると言われているのが「Web3.0」
インターオペラビリティ(相互運用性)を実現できる
インターオペラビリティとは、日本語で「相互運用性」を意味します。異なるブロックチェーン同士をつないで、相互運用できるようになることを指します。
ビットコインやイーサリアムは互換性がなく、それぞれのブロックチェーン同士を繋げず、ビットコインをイーサリアムに変換する場合、取引所を経由する必要がありました。
- 取引所を経由する意味は管理者がいる中央集権的(取引所)なものが必要
- 互換性がないため、それぞれのブロックチェーンは分散性を有しているが繋げない
しかし、ポルカドットを利用すると、異なるブロックチェーンをつないで相互運用を実現することができます。
独立したブロックチェーンがポルカドットにつながり、連携をとりながら相互運用を行うが、接続できるブロックチェーンは100個までと設定されています。100個の枠を競い合うオークションを「パラチェーンオークション」と言います。
日本発「Astar Network」がパラチェーンオークションで世界3位に!
渡辺創太率いる日本発のパブリックブロックチェーン「Astar Network」は、ポルカドットのネットワークに接続するための枠(スロット)を獲得しました。
海外発のプロジェクトや大手企業が支援するプロジェクトも参加する2021年12月実施のパラチェーンオークションで、Astar Networkは世界で3番目にスロットを獲得しました。これはびっくりするほど凄いことです!
取引システムの遅延や手数料高騰の問題を解決できる
ブロックチェーンにユーザーが集中し過ぎて、取引処理の遅延や手数料の高騰が起きる問題をスケーラビリティ問題といいます。
- 遅延が発生する主な要因は、ユーザー集中時にトランザクションの検証に時間を要するため
ポルカドットでは、「Parachain(パラチェーン)」と呼ばれる並列化されたブロックチェーンで処理速度を上げることで、スケーラビリティ問題を解決します。
イーサリアムキラーと呼ばれている
ポルカドットは、イーサリアム共同創設者のキャビンウッド氏も開発に参加しています。多様なニーズに対応できるようにイーサリアムに改良を加えた仕組みになっています。
- ポルカドットではイーサリアムで実現できなかった相互運用が可能に
- ポルカドットでは、次世代技術を多様に盛り込み、イーサリアムキラーと呼ばれている
イーサリアム共同創設者のキャビンウッド氏は「Web3ファンデーション」というプロジェクトに関わっています。Web3ではネットワークを分散化することで、サーバーが無くてもネットワーク上でやり取りを行えます。
簡単にブロックチェーンをつくることができる
誰でもブロックチェーンを開発可能なポルカドットでは、「Substrate(サブストレート)」というブロックチェーンの開発ツールを一般の方向けにも提供しています。
Substrateを使うことで、ポルカドットと互換性のあるブロックチェーンをだれでも開発できます。
セキュリティ性能が高い
ポルカドットでは以下の特徴があり、高いセキュリティ機能を維持しています。
- ネットワーク上にセキュリティプログラム(名称:Pooled Security)が準備されている
- プログラムを活用することで、高いセキュリティの維持が可能
これまでの多くの暗号資産(仮想通貨)のブロックチェーンは、性能やセキュリティを確保するため多くのエネルギーを必要でした。一方でポルカドットでは上記の特徴から、1つ1つのブロックチェーンでリソースを割かなくてとも、ブロックチェーンで高いセキュリティ性能を担保できます。
オープンガバナンス体制を取っている
ポルカドットでは、運営側が一方的に開発を進めるのではなく、ユーザー(利用者)と協働してネットワークの発展に取り組んでいます。
ユーザーは暗号資産(ポルカドット)を保有することで企業運営に携わる権利「ガバナンス権」(以下参照)が与えられます。
- ネットワーク内の手数料の決定
- ブロックチェーンの追加・削除
- プロトコルのアップデートなど
ポルカドット(Polkadot/DOT)の課題やデメリット
ここまで、ポルカドット(Polkadot/DOT)のメリットや特徴に焦点をあてましたが、ポルカドットのデメリットや課題について包み隠さず解説します。
通貨価値の担保がされていない
ポルカドット一番のネックは価値の担保がされていないこと。
- ポルカドットは日本円や米ドルとは違い「発行体」がなく、通貨価値が保証されていない
つまり、世界的に「ポルカドットは必要ない」という考えが広がり、需要が下がってしまうと価値も下がってしまう可能性があります。
ただ、暗号資産の需要は年々増加傾向にあり、エルサルバドルの法定通貨に選定されたり、決済手段として利用されるなど、需要が0になるとは考えがたいです。
通貨価値が不安定(値動きが大きい)
まだ通貨としての地位が確立できておらず、米ドルや日本円などと比べ値動きが大きい点です。
通貨価値が安定しない主な理由は次の通りです。
- 暗号資産の歴史は浅く通貨の価値がまだ分からない点がある
- 規制が万全でなく市場操作されるリスクがある
- 投機商品として取引されることが多い
逆転の発想でいえば、今は値動きが大きいため短期的に資金を増やす目的では有効です。
不正取引などによる損失の補償がされない
法整備や取引所の体制が発展途上の段階であるため、不正取引などで損失がでた場合でも補償がなされない可能性があります。
ただ、現在の暗号資産取引では「交換業者」と「顧客」が持っている仮想通貨は別々に保管・管理されているためリスクは低いといえます。
ポルカドット(Polkadot/DOT)が目指している世界とは?
ポルカドットは、Web3.0(分散型のWeb世界)の実現を目的としています。
- Web3.0とは?情報漏洩のリスクも軽減できる世界のこと
- 現在のWebの世界(Web2.0)とは?過去のWeb1.0
Web3.0とは?情報漏洩のリスクも軽減できる世界のこと
Web3.0を一言で要約すると、これまで情報を独占してきた GAFAM などの巨大企業に対して、テクノロジーを活用して分散管理することで情報の主権を民主的なものにしようという概念のことです。
- Google や Apple といった巨大企業が大きな力を持っている
- 特定企業に個人情報が集まることは便利な反面、プライバシーやセキュリティのリスクがある
- ブロックチェーン技術などを用いて解決すると言われているのが「Web3.0」
ポルカドットでは、ブロックチェーン技術を使うことで、個人情報はブロックチェーン上でユーザー同士が分散管理し、不正アクセスや情報漏洩のリスクも軽減できる分散型(非中央集権型)のWebの世界、Web3.0となることを目指しています。
現在のWebの世界(Web2.0)とは?過去のWeb1.0
Web1.0とは(過去)
ホームページをユーザーが一方的に閲覧する時代のこと。
Web2.0とは(現在)
2021年現在もWeb2.0です。Web2.0の世界とは、SNSによって双方向のやり取りが可能で一部の企業が個人情報を収集・管理するという中央集権型の世界のこと。
例えばGoogleのユーザーの場合、利用するため個人情報をGoogleに情報を提示しています。その他、FacebookやAmazon、Yahoo!、楽天(Rakuten)も同様です。
- 中央集権型の場合のデメリット
- セキュリティ上の問題:一部の企業が個人情報を独占し、その企業にトラブルが生じたときに個人情報が大量流出しかねない
Facebookでは電話番号含む5億人超のFacebookアカウント情報が流出。ネット上で閲覧できる状態とのニュースもありました。
IOSTとポルカドット提携、相互運用性を向上!
ポルカドット(Polkadot)は国内でも人気のIOST(アイオーエスティー)と提携しています。
IOSTとポルカドットの提携による相互メリット
今回、IOSTとポルカドットが提携することで可能になるクロスチェーンテクノロジーとは、暗号資産(仮想通貨)とブロックチェーン業界で最先端テクノロジーの一つです。
ポルカドットの提携で得られるメリット
ポルカドットはブロックチェーンネットワークが大規模にシームレスに連携し、複数の高品質のブロックチェーンネットワークを統合できることです。
- IOSTとポルカドット(Polkadot)の提携で可能になること
- ・IOST、ポルカドット間での情報やトランザクション(複数の処理を一つの処理としてまとめたもの)、資産価値の転送が可能
・ポルカドットがサポートするすべてのブロックチェーンで利用可能
・ユーザーは面倒な操作やスマートコントラクトを移行する必要がなくなる
IOSTとポルカドットの提携は、両者の爆発的なユーザーの成長の先駆けとなり、価格の上昇に繋がると考えます。
IOSTクロスチェーンDeFi機能の向上
IOST-DOTブリッジの作成が成功すると、IOSTは、クロスチェーンDeFi機能を拡張する上で更なる機能向上になります。
- IOSTの開発プロセス
- ミニマリズム:クロスチェーン転送ブリッジには、ミニマルで基本的ですが信頼性の高い機能が含まれています。
シンプルさ:余分な複雑さは追加されません。
普遍主義:追加の要件、制約、制限はありません。
安定性:IOSTは最も安定したベースレイヤーを提供し、潜在的な攻撃を防止および削減します。
≫ IOST(アイオーエスティー)徹底解説!特徴と価格予想、将来性、購入方法、買い方
ポルカドット(Polkadot/DOT)の今後の見通し、将来価格【4選】
ポルカドットは長期的に見るとまだまだ今後も伸びていくという見方が強いです。
ポルカドットの価格推移は2021年1月は1DOT913円、2021年4月につけた最高値が5,220円。わずか4か月で6倍近く価格が上昇しています。
現在、1,300円前後を推移していますが、ポルカドットは将来性の高いプロジェクトも多いことから、将来的に最高値の価格を更新してくるでしょう。
- Chainlinkのオラクル機能を統合
- すでに300を超えるプロジェクトが動いている
- ビットコインをトークン化するプロジェクトが進められている
- インカムゲイン(運用益)目的で、長期保有しているユーザーが多くいる
Chainlinkのオラクル機能を統合
2021年4月2日、異なるブロックチェーンの相互運用性を実現するプロジェクト「Polkadot(ポルカドット)」はChainlink(LINK)のオラクルをネットワーク内で利用できるようになったことを発表しました。
ブロックチェーンにおけるオラクルとは、ブロックチェーン外のデータをネットワークの中に取り込む機能。これでPolkadotのエコシステムは、容易に価格データなどの外部情報を利用できるようになりました。
- Chainlink(LINK)とは
- ・分散型のオラクルプロジェクト
・ブロックチェーンにおけるオラクルとは、ブロックチェーン外のデータをネットワークの中に取り込む機能
・独自にオラクルを開発する手間やリスクもなくなるため、プロダクトの開発や運用においてコアな作業に集中できることが可能
すでに300を超えるプロジェクトが動いている
2020年末から立て続けにポルカドットに関連するプロジェクトについての発表がされており、現在も300を超えるプロジェクトがポルカドットのブロックチェーン上で進行中です。
ビットコインをトークン化するプロジェクトが進められている
ポルカドットではビットコインをトークン化(PolkaBTC)、分散型取引所(DEX)での活用、ステーブルコインの発行、レンディング等での活用ができるようにするプロジェクトが進められています。
今後、実現した場合にはさらに注目を集めることでしょう。
インカムゲイン(運用益)目的で、長期保有しているユーザーが多くいる
対象となる暗号資産を保有することでインカムゲイン(運用益)を得られる仕組みのことをステーキングサービスといいます。
インカムゲイン目的でポルカドットを保有するユーザーは基本的に長期保有することを前提としているため、それについては売却されにくい、つまりは価格が下がる要因になりにくいと言えます。
ポルカドット(Polkadot/DOT)の価格が急騰した要因【3選】
短期間で続々とポルカドットに対するポジティブなニュースが頻発したことから、注目を集めて価格が急騰したと見られてます。
バイナンスが、ポルカドットをサポートするためのファンドを設立
2020年12月23日、中国の大手暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンスがポルカドットのプロジェクトをサポートするため、1000万ドル(約10億円)のファンドを設立。
これはバイナンスのユーザーに、DeFi(分散型金融)の機会を提供するための「Binance Launchpool」という取り組みの1つだとされています。
DeFiに係る保険マーケットプレイス「PolkaCover」がIDO実施を発表
「PolkaCover」とは、DeFiの資産に保険を提供しようというプロジェクトのことです。
このプロジェクトにおいて、IDO(分散型取引所DEXでおこなわれる仮想通貨トークンのセール)が2021年1月3日に実施されました。
≫ DeFi(分散型金融)徹底解説!特徴と活用方法、将来性|暗号資産
仮想通貨取引所Bitrueが取扱開始|年利7.3%ステーキングサービス開始
2021年1月5日、シンガポールの仮想通貨取引所Bitrue(ビットゥルー)が、ポルカドットを取り扱うことと合わせ、年利7.3%という高い利回りでのステーキングサービスを開始することを発表しました。
- ステーキングサービスとは
- ステーキングサービスとは、対象となる暗号資産を保有しブロックチェーンのネットワークに参加することで、対価として報酬がもらえる仕組み
暗号資産(仮想通貨)取引所口座を開設する方法
今回は初心者に分かりやすく、IOSTなど多数の銘柄を取り扱う国内の暗号資産/仮想通貨取引所『コインチェック』を例に口座開設を以下の流れで図解とともに解説します。
- メールアドレスとパスワードの設定
- 重要事項の確認と承諾
- SMS認証(電話番号の認証)
- 本人確認書類の提出
≫ 図解で分かりやすく!Coincheck(コインチェック)口座開設方法【動画付き】
ポルカドット(Polkadot/DOT)の購入方法・買い方
日本で暗号資産/仮想通貨のポルカドット(Polkadot/DOT)を購入できる取引所を4ヵ所ご紹介しました。口座開設から入金、購入までの手続きの流れは以下の通りです。
- 暗号資産/仮想通貨取引所で口座開設(無料)をする
- 暗号資産/仮想通貨取引所に日本円を入金する
- 暗号資産/仮想通貨取引所でポルカドット(Polkadot/DOT)を購入する
≫ 米国上場している世界最大手コインベース(Coinbase)の特徴を知りたい方はこちら
まとめ
ポルカドットは、将来性について多くの投資家が注目しています。その理由は多数のプロジェクトが計画されています。今後も取り扱う取引所の数が増えることで流動性が高くなるなど、将来性が高く価格の上昇も期待できる銘柄です。
国内の仮想通貨取引所では、国内の暗号資産/仮想通貨取引所では、GMOコイン、bitFlyer(ビットフライヤー)、BITPOINT、Huobi Japan(フォビジャパン)でポルカドット(Polkadot/DOT)の取り扱いがあります。
初心者オススメ!国内No.1の操作性、使いやすさ
当ブログでは、投資や暗号資産(仮想通貨)などの役立つ情報ををわかりやすく解説しています。
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